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干支をモチーフにした切手【年賀状コラム】

毎年、お年玉付年賀状を受け取り、当選番号発表を楽しみにしている人は多いと思います。そしてそんな皆さんにとって、切手シートの当選は身近な経験だといえるのではないでしょうか。お年玉付年賀状でもらえる切手は、その年の干支デザインであり、季節感はもちろん、他の年にはない特別感を得られると思います。ちなみに干支をモチーフにした切手は、2004年(平成16年)より、毎年発行されています。そのデザインは様々で、個性あふれる書体で書きあらわされた「干支文字切手」が人気を博しています。なお、来年の干支文字切手は、10月下旬より発売しており、82円切手が10枚、1シートになっているのですが、その切手モチーフはどれも興味深い内容になっています。まず、紀元前1070頃~771年の中国、西周(せいしゅう)時代に青銅器に刻まれた文字の「申」が印象的です。そしてその切手の右隣には、中国、殷(いん)の時代、最古の漢字といわれる甲骨文字の「申」が並んでいます。なお、甲骨文字はその呼び名の通り、動物の骨(シカやウシ)、カメの甲羅に刻まれていたため名づけられており、歴史や書道の授業を通じて印象に残っている人も多いのではと思います。また、行書の「申」や「猿」、篆書(てんしょ))の「申」、仮名文字の「さる」、篆隷体(てんれいたい)の「丙申(ひのえさる)」と、同じ文字でもこんなに多くの表現が出来るのだと驚いてしまいます。そしてそれらの文字切手を引き立てるのは、動物画を得意とした山口 華楊(やまぐち かよう) が描いた「深山(みやま)」です。芸術に触れる機会にもなるので、毎年この干支文字切手に注目してみると、感性が磨かれるのではと思います。

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