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卯年の年賀状は白うさぎが多い

ペットブームの現代、ウサギも上位に入ります。私の友人でも3人程ウサギを飼っていますが、つぶらな瞳で見つめられると、胸がときめくようです。ウサギは古来から私たち人間と関わりがあります。昔話の中にもウサギが登場するものが多く、「因幡(いなば)の白ウサギ」や、「ウサギとカメ」、「かちかち山」などに、それらを見つける事ができます。ウサギは種類が多く、毛色も黒や茶色、ブチ模様など様々ですが、年賀状で多く見受けられるのは「白うさぎ」だと思います。愛くるしい体つきや、軽々と跳ねる様は、デザイン化しやすいのでしょう。初期の卯年の年賀状から確認してみると、明治36年(1903年)や、大正4年(1915年)のウサギは赤目で、真っ白です。当時、新小説という本の付録に絵葉書を付けており、明治36年(1903年)には2枚セットだったようです。この時のデザイナーは一條成美で、彼は与謝野晶子の夫である、与謝野鉄幹が手掛けた文芸誌「明星(みょうじょう)」の表紙や挿絵を担当し、有名になった人物です。作風は、日本画と洋画の良さをあわせ持ったもので、この付録はがきも、白と赤の2色のみで、白うさぎの群れを描いています。多彩な色遣いも魅力的ですが、「白」はすべての色の中でも一番美しさを放つ色だと思います。背景が緑でもグレーでも、その中に真っ白なウサギを描けば、一際目立つ存在に見えると思いますし、愛くるしい様子を表現できるのではないでしょうか。

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